「あとで薬局へ行こう」と思っていたら、処方箋の期限が切れてしまった……。
実はこのようなお問い合わせは、私が医療事務として受付で働いていた頃にもよくありました。
処方箋には交付日を含めて4日間という有効期限があり、土日や祝日も日数に含まれます。
そのため、「平日は忙しくて行けなかった」「連休明けに行けば大丈夫だと思っていた」という理由で期限が切れてしまう方も少なくありません。
この記事では、処方箋の有効期限や期限切れになった場合の対応、再発行が必要になるケースなどを、医療事務の経験を交えながら分かりやすく解説します。
🩺この記事で分かること
※この記事では一般的な処方箋について解説しています。電子処方箋やリフィル処方箋については別記事で詳しく紹介します。
処方箋の有効期限は交付日を含めて4日間
処方箋の有効期限は、交付日を含めて4日間です。
例えば、8月4日に処方箋を受け取った場合、有効期限は8月7日までとなります。
また、有効期限には土日や祝日も含まれるため、「平日は仕事で行けないから週末に行こう」「連休明けでも大丈夫だろう」と思っていると、期限が切れてしまうことがあります。

薬を確実に受け取るためにも、処方箋を受け取ったらできるだけ早めに薬局へ持って行くことをおすすめします。
「週末だから間に合わない」と思われる方もいらっしゃいますが、土日や祝日・夜間に営業している薬局もありますので、一度営業時間を確認してみることをおすすめします。
ただし、長期の旅行など特別な事情がある場合には、医師が処方箋に別の使用期間を記載することがあります。その場合は、処方箋に記載された使用期間まで有効です。
長期の旅行などを予定している場合は、受診時にあらかじめ医師へ相談しておくと安心です。
処方箋の有効期限は「4営業日」ではなく、「交付日を含めて4日間」です。
土日や祝日も日数に含まれるため、連休前や連休中に受け取った場合は特に注意しましょう。
期限切れになるとどうなる?
期限切れの処方箋では薬を受け取れない
処方箋の有効期限が過ぎると、原則として薬局で薬を受け取ることはできません。
薬局では、有効期限が切れた処方箋に基づいて薬を調剤することが認められていないためです。
そのため、処方箋の期限が切れてしまった場合は、薬局ではなく処方された医療機関へ連絡しましょう。
また、高血圧や糖尿病などの治療薬を服用している方は、自己判断で服用を中断せず、薬が切れそうであることもあわせて伝えることが大切です。
再発行はできる?
処方箋の期限が切れた場合は、まず処方された医療機関へ相談しましょう。
対応は医療機関や症状によって異なりますが、再度診察を受けたうえで新しい処方箋が発行される場合があります。
医療機関によっては、診察を行わずに自費で処方箋を再発行する場合もあります。
いずれの場合でも、再診料や処方箋の発行に関する費用が追加でかかることが多いです。
費用や対応方法は医療機関ごとに異なるため、「再発行はいくら」と一律には言えません。
まずは医療機関へ早めに相談してください。
期限が切れたら、まず薬局ではなく処方元の医療機関へ連絡しましょう。
医療機関によって対応が異なるため、自己判断せず相談することが大切です。
受付でよくあったこと
実際に私が受付にいた時も、「薬局に行くのを忘れていた」「4営業日だと思っていた」というお話を何度か伺いました。
せっかく診察を受けたのに、薬局で薬が受け取れず、再び病院を受診することになれば、時間も費用も余計にかかってしまいます。体調が優れない中では、なおさら負担が大きいですよね。
特に、連休にかかってしまうと、病院も休診になることが多いので、薬がすぐに受け取れない場合もあります。
受付に入っているときに処方箋をお渡しする際には「早めに薬局へ」と一言ご案内をするのを忘れないようにしています。
期限切れを防ぐために
処方箋を受け取ったら、できるだけ早めに薬局へ持って行くことが大切です。
仕事や育児などで忙しいと、「あとで行こう」と思っているうちに期限が近づいてしまうこともあります。受診した当日や翌日など、早めに受け取る習慣をつけると安心です。
また、「土日だから間に合わない」と思ってしまう方もいますが、土日や祝日・夜間に営業している薬局もあります。
平日に行くことが難しい場合でも、あきらめずに近くの薬局の営業時間を確認してみましょう。
もし期限が切れてしまった場合は、薬局ではなく、まず処方された医療機関へ相談してください。自己判断せず、早めに連絡することが大切です。
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