病院へ着いて受付へ向かいながら鞄に手を入れて…「保険証がない!」となった経験、ありませんか。
「今日は診てもらえないかもしれない」「一度取りに帰らないといけないのかな」と不安になりますよね。
実は、病院の受付では保険証を忘れて来院される方は珍しくありません。
私も受付に立っていた頃、「保険証を忘れてしまいました」という患者さんを何度も対応してきました。
この記事では、保険証を忘れた場合の流れや注意点について、医療事務の経験をもとに分かりやすくご紹介します。
なお、保険証を忘れた場合の対応は病院によって異なりますので、一般的な流れをご紹介しています。参考としてご覧ください。
この記事では、分かりやすく『保険証』と表現していますが、主にマイナ保険証や資格確認書で受診するケースを想定しています。
保険証を忘れても診察は受けられる?
結論から言うと、保険証を忘れても診察を受けられる場合がほとんどです。
ただし、保険資格が確認できないため、いったん医療費を全額自己負担で支払い、後日、マイナ保険証や資格確認書などで保険資格が確認できた際に、差額が返金されるという対応になることがあります。
また、期限の切れた保険証を持参してしまった場合、従来であればその時のみ保険適応可能で次回からマイナ保険証へ、という流れでしたが、令和8年8月からは保険証忘れと同じ扱いになります。
加えて、現行保険証の終了に伴って「資格情報のお知らせ」が交付された方もいるかと思います。
「資格情報のお知らせ」だけでは保険資格の確認はできません。マイナ保険証とあわせて提示することで利用できます。
マイナ保険証を忘れた・紛失した場合でも、資格確認書の交付を受けていれば、保険証として利用することができます。
返金の方法や期限などは病院によって異なりますので、保険証を忘れたことに気付いたら、まずは受付へ相談してみてください。
受付ではどんな流れになる?
保険資格が確認できない場合、まずは受付で状況を確認します。
「保険証を忘れてしまった」「マイナンバーカードを持ってくるのを忘れた」など、分かった時点で受付へ伝えてください。
その後の対応は病院によって異なりますが、
- いったん医療費を全額自己負担で支払う
- 後日、保険資格が確認できるものを持参して差額を精算する
- その場で別の方法により保険資格を確認する
といった対応になることが一般的です。
受付で先に伝えていただけると、その後のご案内がスムーズになります。
返金の方法や期限について説明がありますので、分からないことがあれば遠慮せず質問してください。
!要注意!
マイナ保険証は、これまでの健康保険証とは異なり、受診のたびに提示が必要です。
これまでの健康保険証では、月に一度の確認で受診できる医療機関も多くありました。
しかし、マイナ保険証では受診のたびにカードを読み取って資格確認を行います。
「前回見せたから大丈夫」と思って持参し忘れてしまうケースもありますので、受診の際は毎回持参するようにしましょう。
保険証を忘れたときは、まず受付へ相談を
保険証を忘れてしまうと、「迷惑をかけてしまうかもしれない」「怒られるのでは」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、受付では保険証やマイナ保険証を忘れて来院される方は決して珍しくありません。
大切なのは、そのままにせず、受付で一言伝えていただくことです。
受付は、患者さんが安心して受診できるようお手伝いする場所でもあります。困ったことがあれば、遠慮せず声をかけてくださいね。
医療事務の仕事内容についてもっと知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
▶病院の受付って何をしているの?現役医療事務が仕事内容を分かりやすく解説
この記事が、少しでも安心して受診するためのお役に立てば嬉しいです。


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